第4回 バーコード初心者講座

バーコード初心者講座

前回のおさらい

  • JANコードとは、世界共通で使用されている。
  • バーコードには「国番号」「メーカー番号(事業者番号)」「製品番号」「チェック用番号」が記されている。
    また印刷精度が高くないといけないため専用の場所で印刷をする。
    他のバーコードに関しては自分で印刷ができる。
    ※世界の呼び方は「EAN」といい日本では「JAN」と呼ぶ
  • チェック用番号は複雑な計算により算出し、前の数字が間違えないかをチェックするための数字。

※JANコードを使用するには登録申請が必要。

第4回 バーコードの種類について(3)

レイサちゃん、おつかれー。
前回は日本でよく使用されるバーコードの中で一番身近な「JAN」を勉強したよね。

はい!波古戸はこど先輩!
生活用品に使われている「JAN」を勉強しました。
今回は「JAN」以外のバーコードの説明をお願いします。

おぉ!
意欲的だね。いいねぇ~。
バーコードは複雑で難しいって思ってる人多いけど、説明を聞くと思ってたより身近に感じられるでしょー

はい!
バーコードの事が少しづつ分かってくると何か楽しくなってきちゃいました(^ ^)

それは嬉しいねー
では「JAN」以外によく使用されるバーコードは他に何があったか、おぼえてる?

ん~と
「コー…3」なんたらでしたっけ?

そうそう、「コード(CODE)39」ね。
それ以外には「ITF」「NW-7」「GS-1」
じゃまずは「CODE(コード)39」から説明していくね。

はい!
よろしくお願いいたします。
「JAN」は生活用品だったけど「CODE39」にはどんな役割あるんだろう

「CODE39」について簡単に説明するね。
「CODE39」は同じデータでも他のバーコードに比べると広い範囲が必要なんだ。

バーコードが長いと貼り付けるものが限られてきますね。
小さいものに貼れない…

バーコードが長くなってしまうけど、でもいい所もあるんだよ。
それは一番誤読率が低いから正確に読み取れるんだ。
じゃまずは「CODE39」のバーコードを見てみよう。
何か気づく所あるかな?
CODE39

ん~~  あ!!!
最初と最後に「*」がついてる!!

そう!
「CODE39」には最初と最後に必ず「*」をつけるルールがあるんだ。
そうすることによって「*」にはさまれているのがデータと認識するため誤読が一番少ないのが特徴なんだよ。
あと「JAN」と違うところはないかな?

もうひとつは「JAN」は数字だけだったけど「CODE39」はアルファベットが入ってますね。

そう!
「CODE39」はアルファベットも読むことができるんだ。
あと記号も少し使えるんだよ。
誤読が少ない、アルファベットも使えるってことで「CODE39」は工業用として使われることが多いんだ。

「CODE39」は誤読が少ないから間違えが許されないようなところに使用されるんだー

じゃ、「CODE39」についてまとめようか。
「CODE39」はどんなバーコード??

バーコード印刷面積が大きくて誤読が少ないバーコード!

そう!さすがレイサちゃん!!
では、「CODE39」のバーコードの特徴は??

最初と最後に必ず「*」をつける
あと、アルファベットも読むことができる。
誤読が少なくてアルファベットも読めるから工業用として使用されることが多い!

うん!正解!完璧だね。
JANコードとの違いについて知ることができたね。
次回は、また別のバーコードのについて簡単に教えるね。

今回のまとめ

  • 「CODE39」は、同じデータのバーコードで一番広く、そして一番誤読率が少ないバーコード。
  • バーコードには最初と最後に必ず「*」がつきます。
    ※「*(アスタリスク)」はスタートコード/ストップコードと呼ぶ
  • スタートストップコード(*)はデータとして使わないことが多いのでパソコンへ送ってない
    リーダー内部ではデコードの為に使用されている
  • アルファベットと数字、記号(-、+、/、%、$、.、スペース)も扱える。
  • 工業用として使用されることが多い

次回へ続く(準備中)